◆日本生まれコーヒー |
![]() 日本で生まれ育ったコーヒーだってあります。ご存じですか? それは「缶コーヒー」。昭和44年の登場以来、あっという間に全国に広まり、今や「国民的飲料」。 缶コーヒーがこれほど飲まれているのは日本だけなのだそうです。 たしかにローマやパリ、ニューヨークの街角で、人々が缶コーヒーを飲んでいる様はあまりお目にかかりませんね。 缶コーヒーが日本だけで広まったのは、やはり日本独自の文化である「自動販売機」の普及が原因とされています。 清涼飲料の自動販売機は現在全国に約200万台。その売り上げは2兆円とも。 そしてその中の約40パーセントを缶コーヒーの売り上げが占めるだそうです。 2兆円の40パーセントというと…。 とにかく、これだけ大きな市場となればメーカーが放っておくはずはありません。 メーカー各社は新商品の開発と宣伝にしのぎを削り、今や缶コーヒーは「百花繚乱」の状態。 味の方も昔のものから比べると、随分美味しくなったようです。 ![]() その点、レギュラーコーヒーを味わっていただくためには、 プルリングを引く作業より少々煩雑な手続きが必要になります。 ただし実際ご賞味いただけたなら、それはもう味と香りはまちがいなく…。 まあ、これは「言わぬが花」としておきましょう。 |