◆コーヒーノキ |
みなさんもご存じのとおり、コーヒーは植物です。
詳しくはアカネ科の植物「コーヒーノキ」の種子。
したがって実際にはコーヒー豆は「豆」ではなく、果物の「種」のようなものなのです。
コーヒーノキの実はサクランボのように赤く、
コーヒー豆はふつうその中に平らな面を合わせるようにしてふたつずつ入っています。
![]() もっとも「コーヒーの実」は、そのまま食べてもあまり美味しいものではありません。 まして「種」、つまり「生豆」など問題外。青臭いばかりで、食べられたものではありません。 でも、そうすると、いったい誰がこれを煎り、粉にして、湯で煮出すという画期的な方法を発明したのでしょう? ![]() こんな伝説があります。 「その昔、ひとりの僧侶が食べる物もなく山中を彷徨っていいると、一羽の鳥が降り立ち、『コーヒーの木』を僧侶に教えた。 僧侶はその木の実の種を煎って、スープにして飲んだ。 すると、たちまち疲れは癒え、元気になったという。 街に戻り、病人にこれを与えると、病も治ったそうな…」。 歌にある「むかし、アラブの偉いお坊さんが…」という、あれですね。 |